135. 「放射線治療後の晩期有害事象」について - 2021.9.26
どこまでも続く鉄路...5年が無事に過ぎても...
ブロ友のかたの最新記事は、放射線治療後の晩期脳神経障害(舌下神経障害による嚥下や構音の障害)について、でした(その可能性や、ご自身で気になっていらっしゃる症状や、関連した文献について、ご紹介されています)。
私は全く知らなかったため、たいへん参考になりました。ありがとうございます。
わたしも自分で少し調べ、下記をネットでみつけました。
「頭頸部がんサバイバーにおける粒子線治療の晩期有害事象の検討」
粒子線の「舌・口腔がん」に対する照射でも「脳」へ「低線量」とのことでした。
低線量の影響については下記の記載です。
「晩期有害事象は 5年間に5%の割合で 照射器官に副作用を生ずる線量を超えないとされる「低」線量が照射された場合にも発症し、照射部位や線量が同程度でも 対象者一人あたりに発症した 晩期有害事象数・重症度・経過が 個々に異なっていた。」
とはいうものの、脳そのものに対する低線量の照射の影響というよりも、舌全体の舌下神経(末梢神経)への影響、つまり「舌下神経が頭蓋外で前外下方に走行するため」に照射による影響があるようです。
なかなか読み解くのが難しいです。
いずれにせよ、その個別性、人それぞれということでしたら、日常の困りごととして、がんの病院よりももっと近くで、嚥下や構音について相談できる良い先生がいらっしゃると良いのですが...。
また、別の下記の文献には、「舌の萎縮」には「神経原性」と「筋原性」とがある旨の記載がありました。
「上咽頭癌放射線治療後に晩期嚥下障害を発症した3例」
放射線治療の副作用の場合は「神経原性」としていますのは、ブロ友のかたご紹介の文献(「上咽頭癌に対する放射線治療の14年後に、下位脳神経障害による嚥下障害をきたした症例」)と同じです。
「神経原性」と「筋原性」...神経のことと筋肉のこととが、並んでいます。
ですので、舌の筋肉を鍛えることで、神経の影響のほうを遅らせる可能性があることを信じたいです🌊
頑張って話をしなきゃと思いますが、私は日中たくさん話した日は夕方になると必ず滑舌が(さらに)悪くなり、はやく仕事を終えて帰りたくなります😥
ほんと、言うは易く行うは...です
...ただでさえ舌が動きにくいのにどのように鍛えるか💦
何か無理のない方法があれば良いのですが...
みなさんどうぞお元気で-🍀
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