21. 舌がん - 再発なのか後遺症(有害事象)なのか - 2016.4~9

片手の小指の軽いしびれ(患部と反対側)

少し前(2016年6月末)に、ひさびさに2~3時間ほど連続運転。翌日、片手の小指と薬指あたりが軽くしびれ...肩も凝って張ってしまう。

これって以前、肺転移の兆候を知ろうとネットで調べた時、どこかに書いてあった "パンコースト腫瘍”?どきどきして、よく眠れない。

数日後に軽快したが、軽快するまで、心配で心配で落ち着かない。...類似の別の部位の違和感体験と再発懸念はこれまでもたくさん。

8月になっても、左手の小指がしびれた日があったので、ついに地域の整形外科クリニックへ。レントゲンで異常所見なしで、翌日には軽快。

妻によると、寝相で手がしびれることが妻の経験であるとのこと。たしかに、頸部廓清と反対側なので、寝るときに無意識のうちに廓清した右側を上にしてかばい、左側は神経を圧迫する寝相になってしまっているのかも。

2週間ほど、妻が起きており私が寝ているときに可能であれば、寝ている私の写真を、携帯で撮ってもらう。たしかに左側を下にして横向きに寝ている様子が多い!寝返りをうち、位置は変わると思うので、実際のところは不明の、あくまでランダムサンプリングではあるが。

大病院の放射線科ドクターに相談。放射線の有害事象の場合、1日単位でしびれたり軽快したりという変動は無い、とのこと。このため、症状の出方からは、寝相で神経を圧迫しているという推論は、とてもしっくりきますね、とのこと。

 

左胸のもやもや

入院中、2回目のシスプラチン(術後化学放射線療法)が中止した 2016年4月中旬ごろ、はじめて左胸がもやもや。胸痛というほどの痛みは無く、ぼやっとした違和感。

深呼吸したり、息を大きく吸ったり吐いたりしても、まったく変化がない。

洗面台などの前で姿勢を前かがみすると、違和感が強くなるときがある。

位置は、わりと左側で "胸郭出口" というあたりの胸の筋肉のように自分では感じる。実際には違うのかも。

 4月下旬(入院中)レントゲンと心電図では、ともに異常なし

 5月中旬(退院直後)違和感は、軽くなる

 6月 完全になくなる

 7月 また、ときどきもやもやする同じ症状→退院後、はじめての MRI は異常所見なし

 8月 完全になくなる→退院後、はじめての単純 CT は異常所見なし

 9月 体力づくりのため水泳をするようになり、ときどきもやもや、同じ症状

筋肉痛のように感じ、温湿布で軽快するが、効きすぎて、最初の数時間は熱感が痛いほど。

主治医は画像に映っていないことは何も言えない、どうしても気になるようでしたら、心臓を診ることができるどこかを紹介します、とのこと。症状が出ない日が圧倒的に多いので、今後、違和感が強くなったら紹介してもらうことに。

何なんでしょう?

 

舌の左の付け根の痛み

5月中旬に退院して、自宅療養中に最初に感じた新しい痛み。健側の左側の舌の付け根あたりが、なぜか "食間" にだけ痛む。

食事中は不思議と、全く痛くない。食事と食事の間の時間帯だけ、重く遠い感じの痛みがじくじくと。再発かと思い、本当に焦る。

潰瘍はできていない。また、表面ではなく、微妙に中のほうが痛い感じで、見えないことも焦る。

口腔外科ドクターによると、食間に限るという状況から、舌にたくさんある小さい唾液腺が放射線治療の副作用でつぶれてしまい、脳から唾液だしてという信号がでているのに、唾液腺から唾液を出すことができないことで痛みが生じているのではないか、とのこと。食事中は、唾液がまだ足りているのでしょう、とのこと。よくわからない...。

退院後しばらくした8月、大病院の紹介状をもって(講習をうけた歯科のリストが大病院から渡され自分で選んだ)地域の歯科にて唾液を量った。(通院目的は、今後の継続的な口腔ケア。)

ガムをかみながら試験管に入れた唾液量は、5ml/5分、であった。メンテナンスでお世話になっている技師のかたによると、多いとは言えない、とのこと。

7.5ml~10ml が標準のようで、病気の前の状態が不明だが、右の顎下腺を手術でとった影響は小さめに見積もって3割減(頭頚科ドクターの説明、放射線治療の影響がなければその程度、という話)、大きくみて半減という状況か。

9月になり、1日を通し日常生活を過ごすなかでは、殆ど痛みを感じなくなる。意識をその場所に集中すると、違和感はゼロではないものの、あきらかに軽快しているので、一安心。

放射線治療の有害事象からの回復は長い目で、という話の通りだと実感している。こうして1つ1つ気になる事象をクリアしていくのかな...。

 

下腹部の1か所、僅かに、あたっている感

8月中旬、左の下腹部、S字結腸のあたりか、わずかな張りというか、わずかに何かがあたっている感。数日前に少し食べ過ぎたのがきっかけのようなタイミング。1週間しても軽くならない。

入院中から、便の異常がないか気にしている習慣があり、便におかしなところはないが、やはり気になるので、地域の胃腸クリニックへ。

ドクター曰く、シスプラチンを入れた影響は腸については3ヶ月過ぎてもある。いま便鮮血検査をしても、結果の評価が難しい。

そしてわたしを横にし、丁寧に、かなり時間をかけてお腹を触診して頂いた結果は、「何かがあるお腹ではない」とのこと。

2週間ほど、処方して頂いた漢方を飲む。明らかに楽になったが、違和感は無くなってはいない。

再診時のお話し。9月は1年間でいちばん腸の不調がある月である(その次は2月とのこと)。あと1ヶ月、漢方を飲みましょう。それでも違和感なり張りが少しでも残った場合は、内視鏡で診ましょう、とのこと。

漢方を継続中です。(2016.9.17記)


七転び八起き Getting Back Up:A day in the life of cancer survivor MW

"おまけの人生" を駆け抜けます 2016年2~5月に治療しました舌がんの後の生活や家族のこと...ときどき映画や本, 車, 野球 Ameblo アメブロでは https://ameblo.jp/mw2008/ です コメントご投稿, メッセージ頂けますとき Ameblo のほうへお願いいたします, 本サイトは記事のみです 写真は 2016年3月の軽井沢...詳細は記事 No.11 ご参照下さい