143. 雪国にて - 2022.2.23
雪国に転勤して、はや2ヶ月がたとうとしています(単身赴任)。
職場は郊外にあるのですが、大雑把には、朝、山のほうへ向かうため、だんだんと吹雪が強まり、通ることができる道路も限られるので、時間もかかります。
雪道の運転は経験がありましたので、大丈夫でした。
ですがとにかく驚いたのは、吹雪の日は、朝、「車が落ちている」こと。
道路の外に、車が「落ちている」のです。
運転者のかたは、車内で待機されていたり、どこかに避難されて車は無人であったり、いろいろです。回収のため、クレーン車が作業をはじめるところも見ました。
ここ2ヶ月で覚えているだけでも4回(4台)みました。みな朝です。
職場で、地元の人に話すと「地元(の人の運転)でも、車は普通に落ちますよ」とのこと。ゆっくりでの脱輪なので、ケガまですることは、まず無いためか、ぜんぜん気にしていない感じでした。
職場は大きな工場ですが、予定していたことがあっても、大雪だと、その日はいろんなことが予定通りにならないことが普通です(何かちょっとした遅れが...そこからどんどん玉突きで影響が広がり...)。こうした環境でも、製造業として成り立たないといけないので...なかなか...です。
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本当に不思議な縁というか、今、働いています職場は、わたしの母の郷里の県なのです。ただ、同じ県内でも地域的には少し離れていて、車のナンバーも異なります。
母は、大学進学で関西のほうへでて、就職も関西で、そして結婚してから東京にでてきて、今にいたっています。
冬は、小1か小2くらいの子どもだった私に、普段は方言はださなかったひとですが、雪の話ではふざけて「ほんに東京は冬でもよう晴れるすけ。いいとこだて。」とよくいっていました。
子どものわたしは(東京の子なので)、雪ふらないかな- 雪合戦!とか言ってましたが、母は、雪は嫌で見たくもない、と言ってました。
...はい、雪は...大変です💦
そしてやっとこさ職場に出勤してからの仕事も、なるほど...たしかに自分が呼ばれたわけだ...という業務の量(と複雑さ)。
週末に時間があっても、そこは(コロナの懸念がなければ)東京の家族宅と往復したりと、忙しくしています。
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サバイバーシップは、いぜん調査のお手伝いをさせていただいた、フリーランス翻訳家のかたからご連絡をいただき、サルコーマ(肉腫)のかたを探されていらっしゃる、とのことでした。
そういえば、2018年のJCFでニコットのブースが、たんぽぽの会(サルコーマの患者会)のブースのご近所でした。そして、会場のラベンダーリングのわたしの写真の展示が、偶然、たんぽぽ患者会のかたのお写真の、お隣りでした。
その写真をきっかけに、そのかたと、たんぽぽの会のブースで少し雑談できましたことを思い出しました。
そのかたの御名刺は、東京に置いてきたのですが、ラベンダーリングのお写真であらためてお名前を拝見し、そのかたと写真の展示がお隣で以前お話ししたことがあったエピソードや、たんぽぽ患者会のことを、翻訳家のかたにお伝えできました。
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あと、ニコットで唯一、主治医が同じのかた(そのかたももちろん頭頸部ですが、舌がんでは無いかた)から、久しぶりに Line いただきました。
無事に、術後5年経過された、とのこと。
嬉しくて「お互い、楽しく生きましょうね」と返信しました。
前に、1回だけ、経過観察の通院時に、病院内で偶然、再会して(初対面はニコット)、お昼をご一緒させていただいたことがありました。
同じDr.で、5年卒業の仲間ができて良かったなって思いました。
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雪国のひとは、冬の間は、もう少しして暖かくなったら、こんなことしようかな、あんなことしようかな、と思うものなのでしょうか...。
また、ふと、わたしの母は、高校生の頃は、もう戻らないことになっても、ここを出たい、と思ったんだな、って思います。
通勤時の車窓も、ただただ真っ白です。
もうしばらくして、コロナの状況が良くなっても、まさかの転勤で、個人的には、やはり旧知のかたがたには会いづらくなってしまいました。
どうぞ皆様、ご自愛ください-🍀
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