287. ある意味、父の日 -2025.6.15

  

今日 6/15 日曜は、もともとは家族で(妻と長男。次男は都合つかず。)外のお店で昼食の予定でした。

社会人の長男は都内で一人暮らしなので、久しぶりに会えるのが楽しみでした。


朝、わたしの父からの突然の call

「これから救急車呼ぶ。めまいがして起きれない。気持ち悪くて少し吐いた。後で来て片づけて欲しい。」(父)

「とにかく今、そちらに行くから」(わたし)

 

お昼の予定に出るにはまだ早い時間でしたが、たまたま、すぐに外に出ても大丈夫な状態でした

両親の住まいまでは徒歩で10分ほどです

妻は後追いで、まずわたしが先行

 

着くと、既に救急隊が到着

しかし車内には誰もいない


マンションの管理人さんに声をかける

「X号室のYの家族です」(わたし)

「ええ、Yさんからインタフォン電話があって、今日の(マンション)専門理事会の集まりご欠席と伺いました。救急車の呼び出しも伺っています。」(管理人さん)

なぜ笑顔なのだろう...

 

部屋に入ると、救急隊のかたが3人がかりでストレッチャーに父をのせていました

「家族です」(わたし)

「あー息子さんいらっしゃいましたよー」(救急隊のかたA)

「保険証はそこ」(父)

「あと息子さん、靴をお持ちになってください」(救急隊のかたB)

(後で知りましたが、お薬手帳を救急隊のかたは最初に持ち出したとのこと)

 

救急車の後ろに車を停めしばらく待機...

思いの外、5分もたたないうちに早く、搬送先が決まりました

わたしは通院したことはありませんが、聞いたことのある、地域で中規模の病院

(後で知りましたが、母が(父の同伴で)普通外来で通院したことがあった病院)


わたしは救急車と違い赤信号は強行できませんが、日曜で道が空いていたのか、5分遅れくらいで着きました

母のことは、わたしの数分遅れで来てくれた妻が、部屋に残っていてみてくれることになり一安心

 

当直医師は、脳梗塞の可能性を調べましょうとのこと

若いようにおみかけしたが、名札の御名前からは病院の経営者のご家族のかた

非常に的確におはなしをされる

CTとMRIと血液検査

 

しばらく待ち、その間も救急外来に年配のかたがお見えになり(救急車ではなかったようで)、車椅子で、ご家族のかたがたと待合室でお待ちになっている

 

CTは異常なし

しかし脳梗塞でないというには MRI が必要

結果説明まで、あと1時間かかるとのこと

医師は丁寧で、1時間後にお戻りになれば、その間、外出されても結構とのこと

外出してコンビニでコーヒーを買って落ち着き、母の様子を妻と LINE でやりとり


あと1時間、救急の入り口から入って空いている枠に勝手に停めた駐車が大丈夫か事務の方にききました

あ、あそこはセンセイの枠ですが、今日は、ナイショですけど、このままでいいですよ、と事務員が親切

やはり笑顔

医師もCTで異常ないとの説明の時、少し笑顔でしたが、今日は自分以外は、父の周りのひとが皆、笑顔なのが不思議な感じでした

(後で少し雑談めいた話をし、医師によると、初見で、自分の知る脳梗塞のかたと違っていましたから、とのこと...たしかに父は横になってもずっと喋っている...寒いとかお腹痛いとか体が動かないとか...)

 

MRIも血液検査も異常なし

歩けるかの確認でも、動ける

明日、脳の専門の先生にみていただくよう一般外来にいらしてください、ということになりました


父は、ゆっくりと歩行もでき、朝はなんだったんだろうという感じで、私の車で家に戻りました

医師の先生によると、到着時、下記の3つがありました

 ・めまい(自力で歩けない)

 ・吐き気(父によると、実際に救急車を呼ぶ前、少し戻した)

 ・腹痛


緊急措置が必要な脳梗塞は CT・MRI から無いといえる(+MRIは技師にも確認したとの補足まで頂く)

血液検査から、炎症のおそれはない

自分は専門が消化器だが、お腹を押して、緊急措置を要する反駁性腹膜炎では無い

(80代後半の)お年のこともあり、3つの症状の相互の関連は、明確にできない


今は歩けるようになったので、帰宅されて大丈夫です

明日、外来で脳外科にいらしてください、わたしでわからないことがわかるかもしれません(医師)


わたし(MW)が単身赴任で、土日しかここにいないはなしをしながら、父に、一人でタクシーでこれるか確認(車であれば 15分ほど)

父は、朝の様子次第だけど、大丈夫と思う、と割とはっきり話す

 

保険証は持っていきましたが、1万円を預かり金としてお支払いし、カード不可・現金のみでした

後日の通院時の初日に差額を返金とのこと

父が保険証と一緒に4つ折りにした一万円札を(普段から)いれていました(自分というよりこれまでの母のこともあったようですが)

わたしは現金は数千円でしたので(近くのコンビニでどうかしようと思っていました)、さすがは父だと感心しました

 

後で家に戻り、父とふりかえり

昨日の土曜日 6/14 は、わたしはお昼にお弁当を差し入れに行きました

小一時間ほど会話して、そこでは元気でした(母の様子も普段通り)

午前中に外出していて、午後は午後で、認知症の家族の会に行く、といっていました

その通り午後も外出し、家に戻り、またさらに夜にも買い物にでかけて、遅い夕飯を(わたしの母と)とって、少し寝たけど、深夜に目が覚めたので、どうしてもナンプレ(数独パズル)が気になって、朝方までナンプレ


体が肉体的に疲れているのに(それは全て本人がしたいことだったので、精神的には疲労はなく)、睡眠不足で、結果的に体の無理をしており、朝に不調がきたという結論でした

「Zさん(わたしの妻)、ナンプレはやり過ぎ危険なんですよ」(父)

 

医師は、加齢で普通のことですとのことでしたが、父が看護師のかたとお手洗いに行ったとき、一部の脳の萎縮がみられることを CT画像で指を指して教えてくれました

週末は母の様子だけでなく、父のこともケアをしようと思います

 

以前、ブロ友のマノンさんから(マノンさんのブログ更新無くそちらも心配ですが)、両親を一緒に入れることができる施設を平時から準備すべきとのアドバイスを頂きました

いよいよそうしたことも、近いシナリオとして今から準備しないと、なのかもしれません


施設は、実は父も以前から自分で少し探していて、ある施設の名前まで共有していますが、それでもまず先に入るのは母だろうとの前提のため、今わりと母の様子が落ち着いていることもあり、特にそれ以上の進展は無かったのです

どうしようかという感じです

 

明日からは、仕事中、私用携帯に電話とかもっとあるのかな、とか、でもこのために静岡から北関東の東の方に職場を変えたのだから、向き合わないと、という気持ちでいます

 

日付のメモが父らしい...

七転び八起き Getting Back Up:A day in the life of cancer survivor MW

"おまけの人生" を駆け抜けます 2016年2~5月に治療しました舌がんの後の生活や家族のこと...ときどき映画や本, 車, 野球 Ameblo アメブロでは https://ameblo.jp/mw2008/ です コメントご投稿, メッセージ頂けますとき Ameblo のほうへお願いいたします, 本サイトは記事のみです 写真は 2016年3月の軽井沢...詳細は記事 No.11 ご参照下さい